学校生活

同志社小学校の1日

7:45 登校
教員、交通指導員などが見守る中、元気に登校。

元気な挨拶ではじまる朝

挨拶は朝一番のキャッチボール、通学路には子どもたちの「おはよう」の声があふれます。登校中の友だちや先生へはもちろん、普段お世話になっている守衛さんや交通指導員さんたちへの挨拶。それは「共生の時代」を生き抜く上で、欠かすことのできない「人間力」を身につける第一歩にもつながります。校歌に唄われている「えらいひとになるよりも よいにんげんになりたいな」の歌詞。挨拶は、まさにその象徴でもあるのです。

8:30 礼拝
毎朝チャペルまたは教室で礼拝を行い、神への感謝をし、心を落ちつけ自分を見つめ、一日を始めます。

自らを成長させる原点

同志社で学んでほしいこと、それは「人を思いやるこころ」です。 私たちは一生をかけて、自らを成長させていかなければなりません。それは自分自身による成長であると同時に、人に導かれるものでもあります。この6年間が「人を思いやる」という真に豊かな人格の礎となることを願ってやみません。

礼拝の時間

礼拝は、奏楽、聖書の言葉、さんびか、説教(お話)、そして、一人ひとりが自分を見つめつつ心の思いを神に届けようとする祈りの時からなります。毎朝、この時間を共有することにより、心にあたたかいあものが残る経験を、子どもたちがしていくことを願い、また、その積み重ねによって、「わたしたちは、見るものではなく、見えないものに目を注ぎます。」(コリントの信徒への手紙2 4章18節)という精神が育っていくことを目指しています。

8:45 朝の会
1年生の一日は朝の会から始まります。

8:55 1時限目 国語
話をしっかりと聞き、順序を考えながら「話す」「書く」といった「学び合い」の基礎をつくります。

9:40 2時限目 道草
体験し、そこから学びを広げ深めていく活動を通じて主体的に学ぶ大切さを身につけます。

主体的に学ぶ道草教育

「道草」の時間は、「総合的な学習」「児童会活動」「縦割り活動」「学級会」「学年活動」などの総称です。「道草」の授業では、探究活動や直接体験、創造的な活動などで、子どもたちは主体的に学ぶ態度や姿勢を深めます。

10:35 3時限目 体育
学び合いの中で、健康・安全に気をつけながら楽しく運動する態度を育て、体力向上をはかります。

「知・徳・体」の調和を目指す体育

体育を学ぶことで、人が社会で生きていく上で必要な反応・バランス・力量発揮などの能力を培うことができます。また、小学生の間に多様な運動を体験させることで、専門的運動への適応能力も高まります。授業では「体育は苦手でも嫌いにならないこと」を重視し、体を動かす大切さや楽しさを多角的に学びます。

11:25 4時限目 算数
具体物を使い体験させながら、数や量、図形についての感覚を豊かにしていきます。

12:05 給食
上級生のサポートをもとに、自分たちで配膳を行います。

この給食にかかわった方々への感謝の祈りと共においしくいただきます。

13:10 掃除
上級生が掃除の仕方を親切に教えながら、掃除を行います。

こころをつなぐワイルド・ローヴァー(異学年)活動

新島襄が渡米した際に乗船した「ワイルド・ローヴァー号」。同志社小学校の子どもたちは、そのワイルド・ローヴァー号の一員となって上級生や下級生と力を合わせ、給食・掃除・スポーツフェスティバル・仲良し遠足などの活動をします。さまざまな場面で子ども同士が支え合い、学び合い、共生心を育んで、夢を実現する力を培います。

13:30 5時限目 ことば・英語
日本語や英語のことば、文化に楽しみながら親しんでいきます。

世界とつながる英語の授業

英語の時間は週3回の40分授業を、少人数グループで行います。さまざまな国籍を持つ教員が一人ひとりと向き合いながら多彩な学習活動を取り入れています。ことばの違いだけでなく、文化や暮らしの違いを学び合うことで、多様な角度から英語という「ことば」を学ぶことができます。

感性を深める言葉の時間

1〜4年生の「ことば」の時間では黙読や音読、漢字といった「ことばの貯金」に加え、話を作り、発表することで「ことばの力」を育みます。単に書くこと・読むことで言語力を高めるだけでなくコミュニケーション力(対話力)をつけさせたいという願いがあるからです。友だちと「ことば」を聴き合いながら、学び合いを実践します。

14:15 6時限目 宗教
聖書のメッセージは、時空を超えて一人ひとりに語りかけます。

人間の本当の姿を映し出し、さらには、私たちに生き方を問いかけるイエスの言葉が、子どもたちの内に響き、心に留まっていくような授業を工夫しています。

15:00 帰りの会
一日のふり返りをして授業は終わります。

今日一日よくがんばりました。またあしたも元気に登校してください。

15:15 下校
また、あした!

一日一日、まぶしいほど成長していく小学校の6年間。家庭と学校がお互いの役割を理解・尊重し合いながら、子どもたちを見守っていく。そんなまなざしこそ、大切であると考えます。