学校生活

多彩な経験がつくる、
たくさんの笑顔と日常の輝くシーン

6年生道草~脱プラお菓子キャンペーン3~

2023年12月28日

同志社小学校では、地域のボランティアグループ「岩倉川を守る会」が主催する岩倉川の清掃活動に参加しています。その活動で毎月大量のプラスチックごみが見つかることから、プラスチックごみの問題に詳しい同志社大学の原田禎夫先生やカエルデザイン合同会社の川﨑朱美子さんのお二人をゲストに招いて、1学期に特別授業を実施しました。そして、それらの学びをもとに、プラスチックごみの問題について社会へアクションを起こす機会として、京都府菓子工業組合青年部の方々に協力していただき、購入した商品をプラスチック包装をせずに持参した容器に入れてもらうキャンペーンを11月18日19日25日26日の4日間にわたって開催しました。

昨年度の6年生が始めたキャンペーンが今回で3回目を迎えることから、「脱プラお菓子キャンペーン3」という名前をつけ、全校児童や保護者にむけて、QRコード付きパンフレットとポスター、説明動画、など様々な方法で広報活動を行いました。さらに、今年は、中高にもポスターを掲示させていただいたり、ポイントカードを作成して店舗ごとにシールやスタンプを集めて景品がもらえるような仕組みもつくったりして、少しでも多くの人が楽しめるような工夫をたくさんました。

その結果、全校児童の約21%の児童が参加し、およそ300パックのプラスチック容器を削減することができました。

12月21日には、これまでお世話になった有識者の方々をお迎えして、今回のキャンペーンの報告とまとめの会を開催しました。

脱プラお菓子キャンペーンを通して、京都の和菓子の美味しさを再発見すると共に、お菓子屋さんが心を込めてつくった商品の品質や形状を保つためには、軽くて丈夫なプラスチック包装が便利であることにも気付くことができました。また、学年全員で協力して企画運営にあたった6年生たちは、自分たちの考えを伝えて全校児童を動かす難しさも学ぶことができました。

6年生たちは、今回の経験を新たなアクションへとつなげます。3学期の道草の授業では、SDGsをヒントとして、ひとりひとりが世界の様々な問題を自分事として考え、それぞれのやり方で、答えのない問いに挑み続けていきます。