学校生活

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教員研修会「自閉症という個性との向き合い方」

2020年11月30日

11月25日(水)重度の自閉症を抱えながら作家としてたくさんの素晴らしい作品を書かれている東田直樹さん、そしてお母様の美紀さんにご講演いただき、教員研修の場を持つことができました。 

 

新型コロナに直面し、当たり前だと思っていたことがそうではないということに気づかされる日々を送る中、直樹さんと美紀さんのお話はほんの少し物事の見方を変えることで色々な障壁を乗り越え、幸せな社会を作ることができるのではないかという示唆に富んだ内容でした。

 

参加した教員はからは

 

 『日々子ども達に向き合う教師として、また、一人の親として多くの気づき、学びがあり、そして、考えさせられるご講演でした。個人的なことですが、学生時代には、いわゆる自閉症児と言われる子ども達とキャンプ等の野外活動を行ってきたことや、25年になる教員生活の中で関わってきた多くの子ども達の顔が思い浮かべられました。何といっても直樹さんのお言葉、「子ども達の味方であってほしい」が心に刺さりました。何冊かの著書を拝読しましたが、直に聞く、お母様の美紀さん、直樹さんからのお言葉に感銘を受けました。改めて子ども達に真摯に向き合っていくことについて心新たにしました。』

 

 『子どもたちのもどかしさや苦しみとどう向き合ったらいいのか思い悩んでいるときに、本での直樹さんの言葉に何度も励まされてきました。そして、今回のご講演いただいたことは私にとっ大きなターニングポイントとなりました。
 この子はできないと諦める、求めてもないのに手をかけすぎる…これが特別視ではないかと思います。その子どもに合った対応と特別扱いの違いが今回のお話を聴いて、自分の中ですっきりしました。そして、「できないことを工夫してできるようにする。」という言葉がとても印象に残りました。お母様が直樹さんを想い、感じ、諦めずに直樹さんの可能性を探し求められてきたことに大きな愛を感じました。
 今回学ばせてもらったことを糧に自分を否定していた子ども、生きている意味がないと希望を失っていた子ども、ルールに縛られる学校が大嫌いな子ども、周囲の期待に苦しんでいる子どもたちの見えない心に目を向け、ありのままでいられる環境づくりに努めていきたいです。そして、目の前にいる全ての子どもたちに温かい眼差しで関わっていく決意です。』

 

 『この様な貴重なお話を聞く経験が今までなかった私にとって、心に残るお話しばかりでした。最後の直樹さんの言葉の中で、「母が自分のことより僕のことをいつも考えてくれました。それが当たり前のようにみえて、一番難しい事だと思います。」という言葉に、深い意味とお二人の強い絆を感じました。お母様のはかりしれない深い愛情、可能性を信じ諦めずに子育てをされているお姿に心から感銘を受けました。』

 

といった感想がありました。

 

毎日顔をあわせる子どもたちはみんなそれぞれ素敵な個性を持っています。個性を尊重する学びを大切にしようとすれば、考え方の違いから当然個性のぶつかり合いも起こります。このぶつかり合いを「悪いこと」と捉えるのか、それとも互いを理解するための学びにつながる「良いこと」として捉えるのか、見方によって向き合い方も変わってくるはずです。学校として、より子どもたちの味方になれる物事の見方を模索し続けることのできるチームでありたいと思います。このプロセスこそ「道草」ではないでしょうか?

 

東田直樹さんについてはこちらのリンクをご参照ください。

https://naoki-higashida.jp/