挨拶は朝一番のキャッチボール、通学路には子どもたちの「おはよう」の声があふれます。登校中の友だちや先生へはもちろん、普段お世話になっている守衛さんや交通指導員さんたちへの挨拶。それは「共生の時代」を生き抜く上で、欠かすことのできない「人間力」を身につける第一歩にもつながります。校歌に唄われている「えらいひとになるよりも よいにんげんになりたいな」の歌詞。挨拶は、まさにその象徴でもあるのです。
同志社で学んでほしいこと、それは「人を思いやるこころ」です。 私たちは一生をかけて、自らを成長させていかなければなりません。それは自分自身による成長であると同時に、人に導かれるものでもあります。この6年間が「人を思いやる」という真に豊かな人格の礎となることを願ってやみません。
礼拝は、奏楽、聖書の言葉、さんびか、説教(お話)、そして、一人ひとりが自分を見つめつつ心の思いを神に届けようとする祈りの時からなります。毎朝、この時間を共有することにより、心にあたたかいあものが残る経験を、子どもたちがしていくことを願い、また、その積み重ねによって、「わたしたちは、見るものではなく、見えないものに目を注ぎます。」(コリントの信徒への手紙2 4章18節)という精神が育っていくことを目指しています。
「道草」の時間は、「総合的な学習」「児童会活動」「縦割り活動」「学級会」「学年活動」などの総称です。「道草」の授業では、探究活動や直接体験、創造的な活動などで、子どもたちは主体的に学ぶ態度や姿勢を深めます。
体育を学ぶことで、人が社会で生きていく上で必要な反応・バランス・力量発揮などの能力を培うことができます。また、小学生の間に多様な運動を体験させることで、専門的運動への適応能力も高まります。授業では「体育は苦手でも嫌いにならないこと」を重視し、体を動かす大切さや楽しさを多角的に学びます。
この給食にかかわった方々への感謝の祈りと共においしくいただきます。
新島襄が渡米した際に乗船した「ワイルド・ローヴァー号」。同志社小学校の子どもたちは、そのワイルド・ローヴァー号の一員となって上級生や下級生と力を合わせ、給食・掃除・スポーツフェスティバル・仲良し遠足などの活動をします。さまざまな場面で子ども同士が支え合い、学び合い、共生心を育んで、夢を実現する力を培います。
英語の時間は週3回の40分授業を、少人数グループで行います。さまざまな国籍を持つ教員が一人ひとりと向き合いながら多彩な学習活動を取り入れています。ことばの違いだけでなく、文化や暮らしの違いを学び合うことで、多様な角度から英語という「ことば」を学ぶことができます。
1〜4年生の「ことば」の時間では黙読や音読、漢字といった「ことばの貯金」に加え、話を作り、発表することで「ことばの力」を育みます。単に書くこと・読むことで言語力を高めるだけでなくコミュニケーション力(対話力)をつけさせたいという願いがあるからです。友だちと「ことば」を聴き合いながら、学び合いを実践します。
人間の本当の姿を映し出し、さらには、私たちに生き方を問いかけるイエスの言葉が、子どもたちの内に響き、心に留まっていくような授業を工夫しています。
今日一日よくがんばりました。またあしたも元気に登校してください。
一日一日、まぶしいほど成長していく小学校の6年間。家庭と学校がお互いの役割を理解・尊重し合いながら、子どもたちを見守っていく。そんなまなざしこそ、大切であると考えます。